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2011年度版:サンタクロースへのプレゼントリクエスト 

【原文は2011年12月に書かれたものです。】

早いもので、もうサンタクロースや正月の話がちらほら聞こえるようになった--
それだけ歳をとったということなのだろう。
1日、1週間、1ヶ月があっという間に過ぎてゆく。

このところの焦りに似た感情は、そうした時の流れを体が感じ取って
自分に残された時間の少なさに狼狽し産まれたものなのかもしれない。

ボクは呉服屋の次男坊として生まれた。
と言えば、「呉服問屋の若旦さん」みたいに想像するかもしれないが
現実はもっと厳しい。貧しい呉服職人の次男と問屋の若旦那では雲泥の開きがあろう。

父親が職人であるため手先が器用で、日常のあちこちでその器用さを発揮していたのを覚えている。

ボクは16歳で音楽の道に足を踏み入れた。
手先が父親同様にそこそこ器用であることはすぐにわかった。
もともと進学をして教師になることを希望していたが、高校を出る頃にはもうその気は微塵も残っていなかった。

たった一人。
相談する仲間も先輩も先生もなく、
まったくの独学でサクソホンを習得していったのである。

高校も3年生になろうかというころ、例に漏れず進路について考える時が来る。
音楽大学へ行きたい--

そういう思いがあったのは確かだったが、あまりにモノを知らなさすぎた。
もともと大学へ進学するつもりであったが、職人の家は決して裕福ではない。
兄がいたが高校卒業後、すぐに働いて家を出ている。そういうものだと思っていた。
また父親も頭のいい人であったが、やはり大学への進学をしていない。


大学というものを漠然としてしか知らなかったのである。
奨学金を得るなどの方法があるかどうかなど、思いも寄らなかった。
ボクは家の貧しさと、常に一人だったことからの無知のために音楽大学への道をあきらめた。



ボクは高校卒業の少し前からこれと惚れ込んだ師匠に出会いその業を習っていた。
業と言うよりは哲学を学んだのだが。それはまた別の話で。
音楽への道をより本格的に歩みだしたのは20歳くらいのときだったろうか。
そして縁があり教務に携わるようになり、いろいろな曲がりくねったながいながい道を経て今に至る。


サンタクロースがもし居るのであればボクに、4年間の大学生活をくれてやって欲しい。
どこそこの音楽大学をでました、などという肩書きには特に興味はない。
4年間の間、ただひたすらに音楽だけに打ち込むことのできるその4年間をボクにください。

そしてもしも、この日記を見る音大生がいたならば、---あとは分かるな?


そうやって独力で見につけた業は拙いかもしれないが、今日も一生懸命に防音室を満たしている。

この後に掲げた、発表の場を前にして。 ---言いたいことは言った。では練習に戻ろう。
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category: 書き物

thread: LIVE、イベント

janre: 音楽

Posted on 2012/01/22 Sun. 23:05  edit  |  tb: --  cm: -- 

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