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近日のライブと出張予定-20170130 

01/30 演奏予定/ラジオ出演予定/出張レッスン予定をアップデートしました!!
※一般のお客様のご観覧いただけない演奏は記載しておりません。

【近日のライブ予定】※カッコ内は予定使用楽器

<02月>
01日 FMラジオ:RadioMix(FM87.0)出演(17:00~17:49)
03日 FMラジオ:「イブロケ785FRIDAY」えふえむ草津(78.5MHz)出演(17:00~19:00)
04日 名古屋 レッスン行・第1日目(参加者募集)
05日 名古屋 レッスン行・第2日目(参加者募集)
07日 京都祇園 Pickup(Tenor/Soprano) [島田知衣Quartet feau. 山野友佳子 (from Tokyo)]
10日 京都祇園 Pickup Midnight Session
18日 京都天神川 さうりる(Alto/Soprano)[ジブリジャズプロジェクト]
19日 神戸 レッスン行(参加者募集)
23日 滋賀長浜 VON(Tenor)
24日 京都祇園 Pickup Midnight Session

<03月>
01日 FMラジオ:RadioMix(FM87.0)出演(17:00~17:49)
05日 滋賀近江八幡 yugeya (Tenor)[黒豆大福]
09日 京都祇園 やっぽ(Soprano) [黒田雅之/星山啓一デュオ]
10日 京都祇園 Pickup Midnight Session
15日 京都祇園 Pickup(Alto/Soprano)[Art Déco Pudding]
19日 大阪今里 ZattoFour(Tenor/Soprano)[ついったー東方部]
20日 広島福山 レッスン行(参加者募集)
24日 京都祇園 Pickup Midnight Session
26日 京都天神川 39Cafe(Baritone)[Orangetto]

<04月>
01日 徳島秋田町 ゴトーズバー(Tenor/Soprano)[/w瀬部妙子(p)]
01日 徳島秋田町 レッスン1日目(参加者募集)
02日 徳島秋田町 レッスン2日目(参加者募集)
05日 FMラジオ:RadioMix(FM87.0)出演(17:00~17:49)
14日 京都祇園 Pickup Midnight Session
22日 和歌山 イベント出演(予定)
23日 滋賀 イベント出演(予定)
28日 京都祇園 Pickup Midnight Session
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category: ライブ・コンサート情報

Posted on 2017/01/30 Mon. 11:44  edit  |  tb: --  cm: -- 

ひとことバックナンバー 20161228 


2016/12/02
なにごとをするにしても、仕草が乱暴なのはいけません。
はやく動かさないといけないからと言って、無駄な動きが目につくようでは上達の妨げになりますね。
慌てず、騒がず、急ぐことです。

2016/12/03
息を吸い上げたときに肩が動くのは気にする必要はない。
いちど楽器を横に置いて、腹式呼吸という言葉だけがひとり歩きすることの無いよう注意深く呼吸について観察してみると良いであろう。

2016/12/04
マウスピースを口で追うよりは、マウスピースに口元まで来てもらうようにする方が良い結果をもたらすことでしょう。

2016/12/05
まず最初によく聴き、分析し、それから音を出すのです。

2016/12/06
共演者は、あなたのカラオケではありません。
共演者を「伴奏者」「バック」などと考えているうちは音楽ではありません。

2016/12/07
自分本位が見える演奏ほど聴き苦しいものはありません。

2016/12/08
サックス以外の楽器からも、たくさんのヒントを得ましょう。
優れたヴォーカリストは、サックス演奏におけるヒントの宝庫であります。

2016/12/09
吹こうと思うから顔が真っ赤になるのです。

2016/12/10
ラジオ体操はとても素晴らしい体操です。

2016/12/11
音楽はびっくり人間大賞ではありません。

2016/12/12
リズムのことはドラマーやパーカッショニストにおまかせと言うのでは、周りの方が困ってしまいますね。

2016/12/13
低い音が出しにくいからと言って、口を緩めてはおられませんか。
高い音が出ないからと言って、口を噛み締めてはおられませんか。

2016/12/14
楽譜の通り演奏できることが音楽の本質ではありませんが、あなたの大きな助けとなることでしょう。

2016/12/15
やっとのことで吸い込んだ有限の息を、いかに効率よく音に変換するのかをただひたすらに考えるのです。

2016/12/16
体を冷やしてはいけませんが、頭が熱くなるのは注意が必要です。

2016/12/17
その練習は何のためにやる練習なのか、それよりも良い方法はないのか、常に考え行動することです。

2016/12/18
片手で三連符、もう片手で8分音符を同時に打つくらいのことは軽くやってのけておきましょう。基礎のうちです。
あなたがバンドの中で重い荷物と思われたくなければ。

2016/12/19
まず聴くことを先にするという癖をつけましょう。

2016/12/20
あなたが「こんな風に吹きたい」と思う方を師に迎えるのがもっともよい選択でしょう
ただしいつまでも師の背を追うのではなく、いつか近い将来にあなたが選んだ師のまなざしの向こうにあるものを師と共に追うのです。

2016/12/21
「正確に吹ける」と言うのは簡単なことです。正確に吹ければそれでよしなのですから
ほんとうにたいせつなことはその先にあるのです。
正確に吹けるということくらいはさっさと終わらせてしまえば良いのです。

2016/12/22
音楽とは、ひとのこころを惑わせ、目くらまし、そして狂わせることのできる魔術のひとつなのです。

2016/12/23
二拍五連、四拍三連、などと言う音符を見てもなんら慌てることはありません。
あなた方は日本の義務教育で算数と言う術をマスターしているのですから。

2016/12/24
吹きながら冷静さを保つことができたなら、聴こえてくるものが増えるでしょう。
もっと耳をすませば、次に吹くべきものが聴こえてくるでしょう。

2016/12/26
なるべく早いうちに、優れたリペアマンに治してもらった直後の楽器を吹くことです。
正しい状態を知らなければ、いつ楽器が狂ったか分からないではないですか。

2016/12/27
あなたの個性など誰も聴きたくありません。
安心してまずは普遍的に美しいとされるものを徹底して模倣なさい。
押し殺してもただひたすらに隠してもヴェールの上から透けて見えてしまうもの、それが本当の個性です。
あなたがみずから発揮しようとして発露されるものは個性などと呼びません。

2016/12/28
普段の生活の中から、大きな声で表情豊かに笑い、口を大きく開けて話し、滑舌よくくっきりと発音するように心がけましょう。

category: 書き物

Posted on 2016/12/28 Wed. 16:11  edit  |  tb: --  cm: -- 

近日のライブと出張予定-20161201 

12/1 演奏予定をアップデートしました!!
※一般のお客様のご観覧いただけない演奏は記載しておりません。

【近日のライブ予定】※カッコ内は予定使用楽器
[2016年]
<12月>
03日 京都天神川 さうりる(Alto/Soprano)[Art Déco Pudding]
04日 和歌山 モーメンツ(Alto/Soprano)[Art Déco Pudding]
07日 FMラジオ:RadioMix(FM87.0)出演(17:00~17:49)
09日 京都祇園 Pickup Midnight Session
11日 京都天神川 さうりる(Tenor)[/w中務恵子]
23日 京都宮津 宮津ロイヤルホテルラウンジ演奏(Tenor)
24日 京都宮津 宮津ロイヤルホテルラウンジ演奏(Tenor)
30日 京都祇園 Pickup Midnight Session

[2017年]
<1月>
04日 FMラジオ:RadioMix(FM87.0)出演(17:00~17:49)
13日 京都祇園 Pickup Midnight Session
21日 大阪下新庄 Music Cafe Mellow Tone(Tenor)[ついったー東方部]
22日 京都天神川 39Cafe(Baritone)[Orangetto]
27日 京都祇園 Pickup Midnight Session

category: ライブ・コンサート情報

Posted on 2016/12/01 Thu. 12:06  edit  |  tb: --  cm: -- 

ひとことバックナンバー 20161201 

2016/11/16
あなたがいま現在練習していることを、今日の演奏に活かそうとしても無理です。
ジャムセッションは実験と発表の場ですのでそこではどんどんおやりになったらよろしいでしょうが、見ている人にはわかるものです。
3年経てば、自然と手がそのように動くことでありましょう。あなたの音楽にその練習内容が真に活きるためにはそれだけの時間が必要なのです。
3年後のあなたの音楽を豊かにするために、今日を大切に生きるのです。

2016/11/17
リズムが悪い人というのは本来はいません。
リズムが悪いとされている方は、ユニーク(独自)であると言う事です。あなたがひとりであなたの音楽を全うするおつもりか、もしくは他のメンバーに自分に合わせてもらうおつもりならば訓練は要りません。それは個性のひとつなのです。

2016/11/18
単純に他人より大きな音で吹いたからと言ってそれはあなたの音楽になんの利益ももたらすことはありません。

2016/11/19
音楽をするのに、じょうずだったかへただったかと言うことは、ほんとうはあまり大切なことではありません。
あなたが亡くなるそのときにご自分の人生を振り返って、人様よりも楽しいことをひとつ多くしましたと言うだけで、それだけですでに充分ではありませんか。

2016/11/20
左肩をすくめる必要はありません。あなたの左腕には肘がついているのであなたの左手は肩をすくめずともキーを押さえることができます。
右肩を下げる必要はありません。あなたの右腕には充分な長さが備わっていますので肩を下げずともキーを押さえることができます。

2016/11/21
倍音練習は、LowBbからLowC♯までで実施して満足していませんか。
あらゆる音から倍音練習は可能です。

2016/11/22
習得の難しかったフラジオが出るようになったからと言って、そればかり吹いているようでははた迷惑な遊びで終わります。
それに、フラジオは別に難しい技術ではなくあなたが難しくしてしまっているのです。

2016/11/23
夜中の2時に防音室のドアを開けて敏感で不寛容な家族隣人の寝静まる中で練習ができるほどのそんな小さな音で、まともに演奏ができるようにお成りなさい。
たとえ演奏会でそんな音量が不必要であったとしても、その技術はあなたの音楽にとっておおきな余裕を生み出すことでありましょう。

2016/11/24
読譜が遅い人は、譜面を書く行為を多くすることである程度早くなれます。
書いた譜面が間違っていても最初のうちは構いません。
1日でどこからも文句のない楽譜が書けるようにはなれません。

2016/11/25
最短で上手になる方法は、考えられるすべての組み合わせをひと通り吹いてみることです。

2016/11/26
とある簡単なメロディを半音ずつあげてみましょうとか、そういった課題にあたり「書いてあればできます」「書き直せばできます」と言うのでは何ら課題の真意を理解していません。
それらを頭の中で処理できることが必要なのです。
はじめは極めて丁寧に膨大な時間をかけてでも。

2016/11/27
どんなに高価な楽器を揃えたところで、完全なサックスというものはこの先も含めて作られることはないでしょう。
それよりも奏者の技量を鍛え上げるほうが何千倍も尊いことでしょう。

2016/11/28
常に品のよい音楽に身を包むべきです。
普段あなたが耳にしているものがいつしか勝手にあなたのからだからでてくることでありましょう。

2016/11/29
なまじ12調の長音階の譜面などを後生大事に持っているからいつまで経ってもそれがなくては吹けないままでいるのです。
すべての標準運指を覚えたらそのチャートはひと月以内に捨ててしまえば良いのです。

2016/11/30
バンドにおいて、ギタリストにチューニングのためのAをくださいと言うと多くの場合220HzのAをくれるので考慮に入れる必要がある。
アルトやソプラノを持っているときは440のAをくださいと言うのがより良いであろう。

2016/12/01
手にしたリードの善し悪しで音楽が決まるということはありません。
そのリードがある程度の適切な範疇に収まっているものであれば、何を使っても気にならないでしょうし、またそのリードに合わせた演奏をすれば良いのです。

category: 書き物

Posted on 2016/12/01 Thu. 11:32  edit  |  tb: --  cm: -- 

サックスとわたし 

黒田雅之15歳、地元の公立高校に入学し吹奏楽部の部室前を友人と歩いていたときにそれは起こった。

中学からの友人はギターだのベースだのドラムだのという楽器をすでに始めていたが、わたしは少し立ち遅れていた。

よく友人たちと「なんの楽器がやりたいか」という話をしたものだが、これといって強烈にこれがやりたいというものはなかった。

しいて言えばピアノとギターが弾いてみたかったが、どちらも一目見てその操作の複雑さに断念した。

兄がいて、よく洋画のサントラやブラコンなどを聴いていたものだからサックスというものをおぼろげながらに知っていた。

そうだ、やるならあれが良いな。

とは思ったことはあるけれども、実物も見たことはないしおそらく挑戦してみてもどうせ吹けないのであろう、などと漠然とあきらめていた。

新しい学校、新しい環境におかれ心も浮かれていたそのときに唐突にドラマは始まった。

「ねぇねぇ、なんの楽器やりたい?」

顔を見上げると吹奏楽部2年生の女子部員が数人、周りを取り囲んだのである。
いつの間にか吹奏楽部の部室前にそれとは知らず踏み込んでいたのだった。

中学では体育会系の部活を3年間勤しんできたために女子に対する免疫は特にない。

女子生徒と仲良くしゃべっていると次の日にはやれ付き合っているだのなんだのとからかわれる環境で育ったためにこの時点ですでに顔が真っ赤である。

さてこの2年生の女子生徒たち、迷い込んできた1年男子にハイエナのごとく群がったのには理由があった。

男子部員が圧倒的に少ないのである。

吹奏楽部にはティンパニやドラムセット、コンバスにチューバなど、大きくて重いものがどっさりある。

中学3年間でみっちりと吹奏楽部で練習してきた「きちんと吹ける主力部員」は勧誘などしなくても勝手に入ってくる。

されどこういった機材を運ぶのに適した男子部員は入部の予定がなかった。

それで一人でも多く確保しておきたかったのである。

「ねぇねぇ、なんの楽器やりたい?」

高まる鼓動を感じながらその問いにサックスを吹いてみたいとかろうじて答えた。

すぐに準備されるテナーサックス。はじめて見る実物。

首から提げ、指を置く場所を教えてくれる。

1年上の女子生徒が自分の体をべたべた触ってくるのである。

女の子としゃべっただけであいつエロいとかからかわれる学校からきて2週間ほど、いきなりおさわり(おさわられ)パブ経験である。

もう詳しい記憶はない。おそらく「あ・・」とか「う・・」とかしか口にしていなかったであろう。

「吹いてごらん」

吹いてみ、ってコレ(マウスピース)あんた吹いてるやつちゃうんか・・・

ええんか・・ほんまにええんか・・・

そんなんしたら小学校で放課後にこっそり好きな女の子のリコーダー吹いて翌朝先生にこってりシボられた同級生の○君とおんなじちゃうんか・・

いわれるままに吹いてみると、なんと音が出た。

いままで何の楽器をやってみても満足に弾くことはできなかった自分がサックスなら音が最初から出ている。

そのまま指を教えてもらいLowCからHighCまでを習う。

その途端、黄色い声が上がる。

「いやーんめっちゃうまいやーん」「才能あるんちゃうーん」「じょーずぅー」

もうクネクネモード全開である。高2春だから16歳か。本当に女は恐ろしい。

彼女らの瞳にウソのキラキラが浮かんでいる。それが商売っ気丸出しのキラキラであることに気がつけるわけもない。

しかしこちらは本当の初心者、入部してうまくやっていける自信はまったくない。

いつまでも音が出たくらいで喜んでいるわけには行かないことくらいはわかっていた。

それを告げると、

「大丈夫、あたしたちが毎日教えてあげるから!」

もうこれで撃沈ですわ。はい。撃沈されました。

まままま毎日これかー!

毎日おさわり(おさわられ)パブかー!

冷静に考えればそんなわけはないのだが、それほど冷静であればもう少しマシな人生を送れたことであろう。

かくして、黒田雅之15歳まったくの初心者状態での吹奏楽部入部は決定したのであるが、この先は実に艱難辛苦の連続であった。

「大丈夫、あたしたちが毎日教えてあげるから!」

この言葉を信じて入部届けを出したはずであった。
翌日、放課後を待って意気揚々と部室に向かう。

昨日とは打って変わって静かである。
メトロノームとカタカタという音のみが次第に聴こえてきた。

徐々に部室に近づいているというのに、今日はそれしか聴こえない。

部室の前に立つ。

ガラガラとドアを開けるとそこはまったくの無人。

はるか遠くで野球部のカキーンという音がかろうじて聴き取れる、放課後の静寂があるだけであった。

いぶかしがりながら先ほどから聴こえるカタカタ音を頼りに階上へ向かうと、たったひとり3年生女子部員がいた。

手にはスティックを持っており、木の板のようなものに雑巾をかぶせてメトロノームに合わせてカタカタしていた。

音の主はまさにその3年生であった。

「あなた誰? 何か用?」と問われる。

「きのう入部した1年生です。教えてくれるということで来ました。」

その言葉で3年生はすべてを察した様子であった。

こちらはまだ何のことだかわからない。

「誰もいないのですが、何をしたら良いですか?」

こちらからたずねると彼女は言った。

「あの子達はもう来ません。合奏練習が始まる○日までは誰も来ないと思います。」

まったく持って意味がわからなかった。

このあとここで彼女から真相を聞くことになるまでは。

「吹けちゃう子は自動的に入部するから心配してないんだけど重い楽器を運べる男の子が欲しかったのよ。

あなたもう入部したんでしょ?ならもう誰も来ないよ。」

このときやっと、すべてがわかった。

すべては罠だったのである。女というものはこれほどまでに恐ろしいものなのか。

この3年女子も担当はパーカッションで、サックスを教えることはできないという。

倉庫へ連れて行かれ、奥にしまってあった昨日より大きなケースを掘り出してきた。

「男の子だったらコレ重くないでしょ。しばらくコレ使って練習して。

で、本ならあるから自分で読んで勉強してくれる?たぶん合奏練習始まったら一緒にやってもらうから。」

渡されたケースを持つとぐっと重い。開けると昨日より少し大きなサックスが入っていた。

いや、少しじゃない

結構重い。

上のほうは一回巻いてある。なんだこれは。

備品のサックス教則本のありかを教えるとその先輩も行ってしまった。

そういえばさっき、「合奏練習には出てもらうから」と言っていた。なんだそれは。

その日から孤独との戦いが始まるのである。

たった一人部室というか倉庫に篭り、教則本を開く。

そうかバリトンサックスというのかこれは。いちおうサックスなんだ。

黒田雅之のサックス人生はここからスタートであった。

日々が過ぎ行き、それなりに音は出るようになったが譜面は読めないまま。

合奏練習というのが始まる。

やっと人が来た。

2年生がきた。そして1年生も来た。

見事に女子部員だらけ。1年の男子部員は3名だったと思う。

全員が中学校でやってきた様子。

初心者は自分ひとり。。

当然わからないことだらけで隣の人に聞いたりするのだがみんな忙しくて丁寧に教えてくれる余裕のある子はあまりいない。

それになんだか悪いような気がして訊くに訊けない気持ちが勝って、合奏が終わってから自分で勉強するということが多かった。

それでも独学でなんとか譜面が読めるというところまでこぎつけ、次の日の合奏に加わるのだが。。。

どうも自分だけ居心地の悪い音がある。

決まってとある曲のファを吹くとき、気持ちが悪い。

ほかの曲ではそうは思わない。。。

楽譜の読み方は間違っていない。

G Clefである場合、五線の第1間は「ファ」だ。

ファとは、1,2,3,4を押さえた運指で間違いない。

そもそもほかの曲では問題ないのだからチューニングとか言うやつの問題でもないはずだ。やったことないけど。(この時点ではまだ良くわかってはいない)

駄目だ。本では埒が明かない。

意を決して同級生S君に訊く。

「この曲のファ吹いてたらなんかおかしいんやけど、なんでかわからへん?」

「さぁ」

こいつはこの返答に1秒かけなかった。そもそも見せようとした譜面すら見ずに答えた。

おれどんなけ冷遇されてるねん。。

仕方なくまた倉庫に篭りほかの本を探すと世の中にはシャープという記号が存在し問題のファはそれに当たるということ、そもそも違う音であるということがわかった。

わかった。もうこれっきり二度と誰にも頼らん。

あるいは、このときのS君の冷たい対応がその後の人生を決めてしまったかもしれない。

それから、すべての疑問に対して自分で納得するまで調べるということを徹底してやることになった。

ひとりというのは怖いもので、同級生たちは当然身につけているはずだと考え高校2年生が終わるころには一般的な楽理やコード理論、コード進行、アベイラブルスケールについてはマスターしてしまった。

それもだいたいUSTとかModal InterChangeくらいまではやってしまったのだからやりすぎといえばやりすぎである。

頭でわかっていても実技が伴わなければ何の役にもたたんというのはまさにこのころのわたしのことをよく言い表していると思う。

なぜ一般的な楽理からコードプログレッションの勉強をしていたかというとそりゃあアレである。

アルバイトの帰りにウォークマンで聴いたジャズのレコード。

当時はCDを借りてきてカセットテープにダビングということをして聴いていた。

サックスの絵が描いてあるCDを借りてきたらそれがジャズだったのである。

とりわけ、ソニー・ロリンズとブランフォード・マルサリスが大好きになった。

そして、1年生の冬頃には吹奏楽部にはもう行かなくなってしまった。

なぜならそのころにはアルバイト代で自前のテナーサックスを買ってしまったのだから。

かくして、愉しくも前途多難なるわたしのサックス人生は始まったのである。

category: 書き物

Posted on 2016/11/15 Tue. 19:27  edit  |  tb: --  cm: --